TEAM DAISHINは、2020年よりGTNET MotorSportsと共にスーパー耐久シリーズにフル参戦。NISSAN NISMO GT-R GT3で3年間同シリーズのST-Xクラスに参戦し、富士24時間レースで総合優勝1回、3位入賞2回という好成績を残して来た。
TEAM DAISHIN代表の大八木信行はこの3年間、ジェントルマンドライバーとしてAドライバーに登録し、最低乗車時間(3時間レース=50分、5時間レース=60分)をクリアしてきた。しかし今季規定でドライバーの最低乗車時間が延びる(3時間レース=60分、5時間レース=75分)こととなり、特に夏場では今季65歳という年齢による体力面の不安があり、参戦体制を考慮しなければならない状況になっていた。
そこでこれまで同じクラス、同じ車両で参戦し交流のあったMP Racing 9号車の代表兼ジェントルマンドライバーであるJOE SHINDO選手とコラボレーションをするプランを進めていた。
JOE SHINDO選手は、50歳を過ぎてからレース活動をスタートし、スーパー耐久にはST-3クラスのフェアレディZ、ST-XクラスのGT-Rで参戦。昨シーズン途中で怪我の治療のために、参戦を中断する状況になっていた。
しかしJOE SHINDO選手の治療の経過も良好で、完治はしていないもののテスト走行できるまで回復したこともあり、今シーズンもS耐最高峰のST-Xクラスから過酷な耐久レースにチャレンジすることを決定。ただ参加するだけなく、結果を残せるようチーム一丸となって挑むこととした。
カーナンバーは新たにTEAM DAISHINの「81」、MP Racingの「9」を合わせた「819」とし、車名も「DAISHIN MPRacing GT-R GT3」とした。ドライバーは大八木、JOE SHINDOというふたりのジェントルマンドライバーに、昨シーズンも参戦した藤波清斗、青木孝行、坂口夏月を加えた4〜5名でフルシーズンを戦う。エントラントであるGTNET MotorSportsとしては2019年以来4年ぶりのタイトル獲得を目指し、今シーズンに全力で挑む。
◆大八木 信行
「レースにはいろいろなカテゴリーがありますが、スーパー耐久はDAISHINとGTNETがカスタマーサポートを受け、ジェントルマンドライバーがメインのレースとして参戦し実績を積み上げて来ました。今季新たにコラボという形でのチーム体制としたのは、ジェントルマンにとって新たな試みになると考えています。このような体制も特殊なことではなく、当たり前のように行われていくべきだと思うので、これからの活動を楽しみにしています。皆さま、応援をよろしくお願い致します」
◆JOE SHINDO
「まず初めに 今回のお話をいただいたこと大八木様には深く御礼申し上げます。昨年 怪我からの休戦を余儀なくされレース活動においての自分を取り巻く環境というものを見つめ直すいい機会になりました。半年という期間の離脱は自分の経験や歳から考えると長期になります。そこからまたレースに戻ることに不安はありましたが皆様に背中を押してもらいこうしてまた戻ることができました。まだ完治とまではいかないのでご迷惑をおかけするとは思いますが昨今の世界情勢の中でレースが出来ること、またそこに携わる全ての方々に感謝をしつつ、挑戦を諦めず勝利を手に入れて行きたいと思います」
◆藤波 清斗
「このたび8シーズン目となるスーパー耐久ST-Xクラスにフル参戦させていただき心から感謝申し上げます。今シーズンはチームDAISHIN & MP Racingコラボチームとなり新たなチャレンジになります。2019年以来のシリーズタイトル奪還を目指しチーム一丸となって全力で戦いタイトルを獲得に努力していきますので、よろしくお願い致します」
◆青木 孝行
「車両名もコラボ名になり、DAIHSIN MP Racing GTNETチームで戦える事を光栄に思います。今季もシリーズタイトル獲得に向け新たなチャレンジを試みつつ、全力で邁進してまいりますので応援をよろしくお願いします」
◆坂口 夏月
「昨年までライバルとして戦ってきたMP Racingさんとのコラボチームとして、今季を共に戦えることが非常に楽しみです。ふたつのチームの良い相乗効果を得て、また昨年の経験を生かしてチャンピオン争いができるようにチーム一丸となって戦っていきます」
◆尾本 直史
「今年は、コラボとして参戦できることを楽しみにしています。コラボして良かったという結果につながるようにチーム一丸となってレースに挑みたいと思いますので、ファンの皆さま、今年も応援をよろしくお願い致します」