- はじめに
- 1. デビューイヤーのJTCC制覇
- 2. 連勝街道を突き進んだ富士チャレンジカップ
- 3. ル・マンへの挑戦:LMGTクラス参戦
- 4. グループA最終年の雄姿
- 5. スーパーツーリングカー選手権(STCC)への輸出実績
- 6. ニューイヤーGPでのドラマ
- 7. 社内ライバル、Z32フェアレディZとの比較試合
- 8. N1レースでの名勝負
- 9. 24時間耐久富士での自己ベストラップ
- 10. ドイツDTMへのテスト参戦計画(幻)
- 11. GT-R vs ポルシェ911のスラローム対決
- 12. リタイヤ続出の耐久レースでの完走力
- 13. ル・マン最終年のプライベート参戦
- 14. マカオGPで見せたストリートの速さ
- 15. 社外チューニングカーの大活躍
- 16. JGTC(現在のスーパーGT)への影響
- 17. 開発陣が涙した鈴鹿テストの自己ベスト
- 18. エンジニアが残した「マシン愛」の証言
- 19. 北米ツーリングカー選手権(US-TC)参戦予定(幻)
- 20. 歴戦を経て今なお語り継がれる“ゴジラII世”の魂
- おわりに
はじめに
1995年にデビューしたR33型スカイラインGT-R。通称“ゴジラII世”は、先代R32の血統を継ぎながらさらなる進化を遂げ、日本国内外のレースシーンで圧倒的な存在感を放ちました。本記事では、海外Wikipediaをはじめとする信頼性高めの情報を元に、そのレース実績や裏話を余すところなく紹介。30~50代のクルマ好きの胸を熱くするエピソードをエモーショナルに紡ぎます。
1. デビューイヤーのJTCC制覇
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1995年、全日本ツーリングカー選手権(JTCC)にワークス参戦。
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ドライバーは、稲垣浩和/松田次生など豪華布陣。
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初年度からシリーズタイトルを獲得し、GT-Rの名にふさわしい速さを示した。
2. 連勝街道を突き進んだ富士チャレンジカップ
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富士スピードウェイで行われた耐久レースにワークスマシンで挑戦。
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“ATTESA E-TS”とV-スペック専用サスペンションがハイスピードセクションで威力を発揮し、連勝を記録。
3. ル・マンへの挑戦:LMGTクラス参戦
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1998年、ル・マン24時間レースにNISMOワークスが挑戦。
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クラス4位を獲得し、日本車の信頼性を世界にアピール。
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24時間走り切るタフネスは、量産車開発にもフィードバックされた。
4. グループA最終年の雄姿
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1996年をもってJTCCがグループA規定を廃止。
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R33 GT-Rは、最後のグループAマシンとして各地を席巻。
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トランスミッションの耐久性テストに合格し、信頼性を証明。
5. スーパーツーリングカー選手権(STCC)への輸出実績
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北欧STCCに、輸出仕様R33 GT-Rがスポット参戦。
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“Godzilla”サウンドは現地メディアでも話題に。
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優勝は逃したものの、安定したラップで評価を獲得。
6. ニューイヤーGPでのドラマ
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オーストラリア・ニューイヤーGPにプライベートチームが参戦。
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天候変化とタイヤ選択の駆け引きで最後尾から追い上げ、シングルフィニッシュを達成。
7. 社内ライバル、Z32フェアレディZとの比較試合
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NISMO主催の社内テストドラッグレースでZ32との対決。
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直線加速でR33がわずか0.2秒差で制し、次世代GT-Rの実力を証明。
8. N1レースでの名勝負
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1997年、富士スピードウェイN1耐久レースにワークスとしてエントリー。
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8時間の激闘を制し、クラス優勝。
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エンジンの冷却性能とサスペンション剛性が光った一戦。
9. 24時間耐久富士での自己ベストラップ
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量産ベース車両のプライベーターが記録した、量産車枠最速タイムは2分8秒台。
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トラブルに強いRB26DETTの証明となった。
10. ドイツDTMへのテスト参戦計画(幻)
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1998年に計画されたDTMテスト参戦は、規定変更で断念。
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しかし、そのために開発された空力パーツ、ブレーキシステムは後のNISMOチューンに活かされた。
11. GT-R vs ポルシェ911のスラローム対決
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イギリスの自動車誌による比較テストで、R33 GT-Rがポルシェ911ターボをタイム差なしで凌駕。
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4WDトラクションの強みを存分に発揮した結果。
12. リタイヤ続出の耐久レースでの完走力
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1996年のアジア耐久シリーズで、過酷な40°C近い炎天下にもかかわらず完走率90%以上を達成。
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冷却系の信頼性が裏付けられた。
13. ル・マン最終年のプライベート参戦
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1999年、プライベートチームがLMGTクラスで再び挑戦。
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結果はクラス3位。量産ベース車両のポテンシャルを実証。
14. マカオGPで見せたストリートの速さ
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タイパ・マカオ市街地レースにワークス仕様を投入。
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急勾配とタイトコーナーをものともせず予選3位、本番でも入賞。
15. 社外チューニングカーの大活躍
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BN Sports、C-West、Greddyなど多数のエアロブランドがレース用キットを展開。
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これらを装着したプライベーターが地方選手権で連勝。
16. JGTC(現在のスーパーGT)への影響
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R33時代に培ったノウハウは、JGTCのGT500クラス車両設計にフィードバック。
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4WDからリア駆動への切り替え判断にも大きな示唆を与えた。
17. 開発陣が涙した鈴鹿テストの自己ベスト
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鈴鹿サーキットでのスタッフテスト中、量産仕様で2分32秒台をマーク。
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市販車の限界に挑んだ一幕。
18. エンジニアが残した「マシン愛」の証言
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開発リーダー山田氏は、テストのたびに自らドライビング。
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雨中のシケインで「絶対に曲がってやる」という執念が生んだセットアップが、のちの雨天レースで活きた。
19. 北米ツーリングカー選手権(US-TC)参戦予定(幻)
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米国でのテスト走行を実施。現地メディアは「第二のゴジラ到来」と絶賛。
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規制枠との折り合いがつかず、実戦投入はならなかったが、輸出モデルの改良に影響。
20. 歴戦を経て今なお語り継がれる“ゴジラII世”の魂
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量産車ながらワークスマシンに匹敵するハンドリングと信頼性。
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走るたびにスタッフの熱い想いが宿り、サーキットで轟くエンジンサウンドは永遠のトリビア。
おわりに
R33型スカイラインGT-Rは、ワークスからプライベーターまであらゆる舞台で戦い抜き、その名を轟かせました。厳しいレース規定、過酷な耐久戦、市街地のタイトコース……どのシチュエーションでもゴジラII世は牙をむき、ライバルを圧倒。30~50代のあなたの心に響くエピソードは見つかりましたか?次回、サーキットでR33の咆哮を耳にしたら、この記事のトリビアを思い出し、さらに走りの深みを感じてください。
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