
伝説誕生の舞台裏――ニッサン・スカイラインGT-R R32 開発秘話20選
はじめに「ハコスカ」「ケンメリ」に続き、1989年にデビューしたR32型スカイラインGT-R。通称“ゴジラ”の異名を持ち、日本のスポーツカー史に革命を巻き起こした一台です。本記事では、その誕生前夜から量産までの知られざる開発秘話を、海外Wikipediaなどを参照しつつ、エモーショナルかつトリビア満載でお届けします。1.“ゴジラ”の名付け親は英国の雑誌編集者デビュー直後、英国の自動車雑誌『CAR』誌が「Godzilla」(ゴジラ)と呼んだのが由来。圧倒的な速さと圧力感を「日本の怪獣」と評した鋭い比喩が、瞬く間に定着しました。2.開発プロジェクト名は「PGC10」開発責任者たちの内部コードネームは「PGC10」。先代R31の改良型ではなく、完全新設計としてスタートした証です。3.伝説のRB26DETTエンジン誕生秘話2.6LツインターボのRB26DETTは、もともと航続性能とターボラグ軽減を両立させるために設計。セラミックタービンホイールの試作に挑戦したが、量産コストの高さから泣く泣く断念。4.“ハイブースト”の誕生は社内ライバル対決からGT-R開発チームとU12シーマ開発チームの小競り...